成長は断定する

物に罪はない。だからmp3プレイヤーだいじにだいじに使っています。とっくの昔にわたしの部屋の匂いです。新しいのを買って貰おうかと思ったけど代わりにヴィヴィアンが噛んでるらしいお靴をねだりました。お家に帰って、くるくるまわるCDを見ながらわたしには未来があるって唱えるけど、やはり知らないからこそなれるものはたくさんあって、わたしの周りにケーキ屋さんになりたい女の子もお花屋さんになりたい女の子もいない。最近元気そうって言われるちせはわたし最近文化的な生活をおくってるんですってにこにこする一方いたいけなひとに泣く泣くじさつみすいを打ち明け打ち明けもうだめわたしだめって困らせ力ない手首を握られ儚いと言わせそうやってまたひとと自分の距離を縮めようとする!悪質なちせ!そんなちせ十八歳になりました。感慨もなにもない。成長するわたしを悲しむひとはいないのです。