言語の分解がはじまった

ちいさいとき大きくなればなくなると思ってた疎外感は残ったまんま おかしいな おかしいな ちせはさも進んでそうなったかのような態度 訳の分からないこのゆびとまれの歌がきらいだった はやくしないとけしちゃうよって指なのにって思ってた 女の子たちはぴいんと人差し指立てて歌いはじめたコのところまで走る 人差し指は人差し指に食らいついて高くなる 爪先まで使った背伸びの塊に走りたくない そんなに高いとちせ触れない